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専心池坊流のお花

 いけ花をしてみたいと思ったとき気になるのは、どのお流派で習ったらいいかしら、ということではないでしょうか。当教室は、専心池坊流のいけ花教室です。

 いけ花と聞いてまず思い浮かべるのは、広口の花器、水盤(すいばん)に剣山を置いて木とお花を挿していくものかと思います。これは明治時代に始まったいけかただそうで、盛花(もりばな)【1】といったりもします。お花のお稽古は、まずは盛花からスタートすることが多いと思います。剣山を用いず細長い花器に生ける場合は、これを投入(なげいれ)花といいます。
 お流派によって、自然な感じでいけることが盛ん、20世紀以降の美術作品のオブジェのような作風に強い等があるようです。専心池坊流では、それぞれを自然花、自由花とよび両方のお稽古をします。

 盛花より古く、江戸時代、18世紀ごろ確立されたお生花【2】といういけかたもあります。「生花」は「せいか」もしくは「しょうか」と読みます。当流では「せいか」と読むことが多いようです。お生花は、型に沿って生けるお花で、お流派によって型が違い【3】、またお生花が無いお流派もあります。
 専心池坊流は池坊系のお流派ですから、池坊の型でお生花をいけます。新生花というお生花の要素をとりいれつつモダンに解釈したいけかたもあります。

 古典的なお花は、剣山を使うのではない方法で花を止めます。当流では輪のなかに木の枝を渡して止めとします【4】。七宝【5】、轡(くつわ)ほか様々な形の道具を使うお流派もありますが、当流では使っていません。

 さらに、お生花の前身である、室町時代にできた立華(りっか)といういけかたもあります。立華も、無いお流派とあるお流派があります。専心池坊流では、立華のお稽古もします。

 また、専心池坊流には、フラワーアレンジメント【6】のコースもございます。日本のいけ花とは違った洋風のお花も現代では目にする機会が多く、時代の要請に応え先達の先生方が教授法を編み出した、こちらもとてもいいものです。

 自然な花自由な花のどちらが得意か、古典的なお花にはどんなものがあるか、フラワーアレンジメントもやってみたいか。多数のお流派が集まる華展などで、お流派ごとの違いを見て、お教室をお選びになってみてくださいませ。


当教室でのお稽古

 当教室では、専心池坊流のいろいろな花形を学ぶことができます。いけ花だけしてみたい、フラワーアレンジメントだけしてみたい、ふだんはいけ花をしてクリスマスだけアレンジメントをしたい、いけ花とアレンジメントを3:1ぐらいの比率で習いたい……等々も可能です。

  公民館や学校等での1回のみの教室等のご希望がございましたら、お月謝制でなく、対応致します。個人のお教室ならではの様々なレッスンが可能かと思いますので、ご相談くださいませ。
 また、お花は飾りたいけれどいけるのはたいへん、会社のロビーや店舗、お座敷にいけ花を置きたい等、ございましたら、お問い合わせくださいませ。お花を準備してうかがいます。

 お稽古日は、第1・3土曜日です。他の曜日でも対応できますので、お問い合わせください。お月謝は、始めの半年間は月2回で4000円。 半年をすぎたら、月2回、5000円と考えております。 別途、お花代がかかります。

 お稽古が進んでくると、例えば盛花・お生花・アレンジメントで月に3杯練習したくなってしまうこともあると思います。そんな場合は、月3回(2回いらして3杯いけるのでも、どちらでもいいですよ)、6000円でお稽古できます。
 将来的には、ひととおりお修めになったあと全くお稽古から離れてしまうわけではなく、月に1度ぐらい通いたいなあというかたと、上級のお生花や立華を勉強する会、お月謝3000円ほどで……などを作れたらと考えています。また、例えばほかで洋風のお花を習っているけれど、いけ花もいちど体験しておきたいので月1回通いたい等々のお問い合わせをいただけましたら、月1回のお稽古もできると思います。


体験教室について

 いろいろなお花のスクールで1回の体験教室を設けているようですが、個人が仕事場(編集・デザイン事務所)のかたすみで開くお教室ですので、ご都合のいい日をお知らせいただければ、お花を用意しておきます。お花代のみかかります。お花は、いけ花で1100円ぐらい、フラワーアレンジメントで2700円ぐらい。アレンジの形のままお持ち帰りになりたい場合は、簡易的な容器の代金がお花のほかに500円ぐらいでしょうか。

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 ほんとうに小さな事務所で、いらしたかたは「ここでお花をするの?」と驚かれてしまうと思います。いま、都市部にお住まいですと、住宅事情の関係でお花が家にあっても飾る場所もないし、と思われるかたも多いと存じます。でも、こんな狭い場所でいけ花をしようという人がいるのなら我が家にもお花を、とお思いになってくださるかもしれないと、期待しております。
盛り花 【1】
生花 【2】
生花の型 【3】
アカメヤナギの足下 【4】
3つ七宝 【5】
フラワーアレンジメント 【6】
お花に必要な道具・準備中
お花に必要な道具
作例集
生花01
盛花・投入01
アレンジ01

※作例集の写真には、ブログに掲載したものと、新たに撮ったものがあります。

主催者ブログにも、
いけ花記事があります。

ご参考にしてくださいませ。

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